南フランスで家を建てました

異国の地で家を建てるまでのあれやこれやを綴ります。

2.住宅ローン審査の手続き

こんにちは。

南仏在住のマダム野武士です。

 

前回は土地探しの条件についてお話しましたが、今回は住宅ローンについてお話したいと思います。

 

前回、あれやこれやと土地探しにおける理想の条件を並べさせて頂きましたが、そもそも仮に万一すべての条件に見合う土地が見つかったとしても、その土地を購入できるのか?つまり我々夫婦の年収の条件で住宅ローンを借りることができるのか?そのあたりについて日頃からお世話になっている銀行「Banque Postale」に話を聞きに行くことにしました。「Banque Postale」は日本でいうところの「ゆうちょ銀行」にあたる銀行で、フランスの郵便局「La Poste」グループとして銀行業務を取り扱う会社になります。

 

私達は二人ともBanque Postaleに銀行口座を持っていて、給与振込口座として使用していたので、まずは担当の方にアポを取って銀行に赴きました。この時に持参した資料としては、

1.身分証明書(パスポートと滞在許可証) 

2.数か月分の給与明細書 

3.労働契約書

4.昨年度の源泉徴収票

の4点だったと思います。もしかするとこの他に健康保険証(Carte Vitale)も提示したような記憶もあります。私の場合、ちょうどこの頃が滞在許可証の更新期間と被っていたのでレセピセ(récépissé)を持参しましたが、特に問題はありませんでした。

 

また昨年度の源泉徴収票については前年度は日本で暮らしていたため、日本で発行された源泉徴収票英訳したものを持参したように思います。

 

それから日本の銀行残高証明書が必要になるのかと思っていましたが、あくまでもフランス国内での収入が審査対象になるとのことで、こちらの書類は必要なかったです。

 

それらの書類を一式、担当者の方にお渡しして、早速その場で簡単な銀行ローンのシミュレーションをして頂きました。その時点(2022年2月頃)での住宅ローンの金利およそ1,3%でした。ちなみにフランスでは一般的に固定金利が主流で変動金利もあるそうですが、ほとんど話を聞きません。

 

特に大きな問題も見られないので、このまま書類を提出すれば95%以上の確率で審査に通るだろうと言われ、二人で安堵して帰路につきました。が、しかし、ここで安堵するのは早かったのです。さすが、フランス、一筋縄ではいきません。果たして住宅ローンの審査に通るのか、次回に続きます。